身体が不自由な方にもハイヤーはおすすめです

移動手段にはさまざまなものがあるので、それぞれの長所と短所を慎重に見きわめたうえで、ライフスタイルに合ったツールを選ぶことが大切です。

ハイヤーのメリットは、何よりも維持費が不要なことです。マイカーを保有すると、毎年の自動車税や車検費用などのコストがかかりますが、利用料金以外のコストが不要で、乗りたいときにだけ手配することができるので経済的です。反面、あくまでも借りている車なので自分好みにカスタマイズすることができず、空き状況によっては好きな車種を選べないという短所もあります。また、定期契約をする場合には月々のランニングコストがかかりますので、コストシミュレーションをしてしっかり管理することが大切です。マイカーの場合は法律の範囲内で自由にカスタマイズできますし、毎日愛用し、手入れすることによって愛着もわくでしょう。車を自分のパートナーととらえ、できるだけ長い時間を過ごしたい人はマイカー向きと言えるでしょう。

バリアフリーについても考慮しなくてはなりません。お年寄りや障害のある人がとくに困るのが旅先での移動手段です。車椅子では現地の公共交通機関に乗ることも難しく、それが理由で長期の旅行をあきらめてしまう人もいます。こうした旅先での不自由を解消するツールとして、リフト付きハイヤーが注目されています。車椅子のまま乗り込めるリフト付きの車が旅行先で手配できれば、旅先での移動に困ることもなく、時間と距離を気にすることなく、行きたい場所を自由に観光することができます。

リフト付きハイヤーというと、以前は「台数が少なく、予約が取りにくい」というイメージが強かったかもしれません。ただ、最近ではバリアフリー関連の法律が整備され、また民間レベルでも設備投資を拡充しており、ユニバーサルカーの比率も少しずつではありますが高まってきています。このような企業努力により、早い時点で余裕をもって予約を入れれば、希望するワンボックスタイプのリフトカーが比較的確保しやすい状況になってきています。旅行の際など快適に移動するためには、ハード面だけでなく、ソフト面も重要です。どの事業所も介護スキルに詳しい専門スタッフを養成し、お年寄りや体の不自由な方からのニーズにも安全かつ丁寧に対応できる体制をととのえています。

体が不自由だから、旅行は無理とあきらめるのではなく、まずはニーズを伝えてみることで、それに応じたサービスを提供してもらえることも少なくありません。