ハイヤー利用までの基本的な流れ

ここ数年、個人でも出張や冠婚葬祭などでハイヤーを利用する機会が増えてきました。ただ、日本国内ではまだまだ社会的地位の高い人へのサービスというイメージが強いかもしれません。通常のタクシーと同様に、予約は基本的に電話で行われます。まず、サービスを提供している会社に連絡し、配車を依頼したい日時、人数、希望の車種を伝え、空きがあればその時点で予約確定となります。

企業の場合、原則として毎回予約するのではなく専属契約が主であり、「月に5日」とか「週に4日」などの形式で車を確保するのが一般的です。個人の場合は、事前に予約しておくことで確実に車を確保できるので、本当に必要なときに送迎を利用できなくなるといったトラブルを防ぐことが可能です。

最近ではウェブサイトからの予約のほうが主流になりつつあります。サイトからの予約でも必要事項は電話とほぼ同じで、予約日や時間、待ち合わせ場所、人数、車種などを正しく入力して送信ボタンを押すと予約情報が登録され、後日車が確保された旨の連絡が指定のアドレスに届きます。入力項目の中で特に重要なのは、利用人数と希望車種です。人数と一致しない車種をオーダーすると、当日予期しないミスマッチが発生し、追加オーダーなどの調整に余計な手間がかかります。チャーター可能な車種と目安の利用人数はウェブサイトに詳しく記載されていますので、予約をする際には必ずそれをチェックし、ミスマッチが発生しないことを確認してください。当日の車種変更には、別途キャンセル料が発生する場合があります。

ハイヤーと似たものにレンタカーやタクシーもありますが、どのような違いがあるのでしょうか。レンタカーは、時間に応じて車を借りるという点では共通していますが、サービスの性質と目的は異なります。また、タクシーの場合、時間単位で1台の車を貸し出し、距離と時間に応じて料金を支払うシステムなので、待ち合わせ場所に到着してから目的地までが拘束時間となります。一方、ハイヤーは営業所の出発点から予約時間を開始しており、目的地に到着しても予約の範囲内であればその場所で待ち続けることができます。

言い換えれば、「専属タクシー」のようなものであり、定期契約を結ぶ場合は特定の運転手を指名することもできます。単なる移動手段としてのみ考えるのであれば、タクシーの方が安いといえますが、観光などでいくつかの目的地を移動する場合や、出張先などで大きな荷物を持って複数の取引先を訪問する場合などでは現地での待機が可能なハイヤーのほうが便利であると言えます。